[物語]
「ーーー銀河ステーション、銀河ステーション」
古びた車内アナウンスが聞こえる。
窓の外は一面の星の海。
包帯だらけの少年、穴に落ちた少女、海から来た少年、想像妊娠の少女。
集まった四人の少年少女は、自分がどうして此処にいるのか分からなかった。
「こちらにご乗車された皆様は、罪人で御座います」
謎多き車掌は言う。
自分の真の罪を思い出し、心から悔い改めた清らかな魂だけが、どこまででも行ける切符を手に入れることが出来るのだ、と。
細い記憶の糸を手繰り寄せ、彼らは語る。
この果てなき銀河鉄道から下車する為に。
第6回公演
朗読「流星の子ども」
2023年7月8日(土)
富山市民プラザ2Fふれんどる
[作]
永久
[出演]
紅夜
西海凛
しぐれ
晴葵
結杏
[音響]
波玖
[メインビジュアル]
kaorikid
[音楽]